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胃腸炎は人にうつるの?
胃腸炎にはさまざまな原因がありますが、特に注意が必要なのが感染性胃腸炎です。感染性胃腸炎は、人から人へとうつる可能性がある病気であり、家庭内や施設、学校などで集団感染を引き起こすこともあります。
胃腸炎の種類と感染経路
代表的な感染性胃腸炎には様々な種類があります。また、これらは非常に感染力が強く、少量のウイルスや細菌でもうつる可能性があります。特にノロウイルスは、冬季に流行しやすく、感染者の嘔吐物や便を介して他人に感染します。
感染性胃腸炎の種類
- ノロウイルス
- ロタウイルス(ウイルス性胃腸炎)
- サルモネラ菌
- カンピロバクター(細菌性胃腸炎)
感染性胃腸炎の主な感染経路
- 手指や器具などを介した接触感染
- ウイルスや細菌が付着した手で口に触れる経口感染
- 嘔吐物や便の飛沫による飛沫感染
- 汚染された水や食べ物の摂取
主な予防対策
予防のためには以下の対策が重要です。
手洗いの徹底
石けんと流水での手洗いを徹底しましょう。特にトイレの後や食事前には必ず行いましょう。
定期的な消毒
ウイルスや細菌を確実に除去するために、調理器具や食器を熱湯や漂白剤で消毒しましょう。
感染拡大を防ぐ
嘔吐物や便は速やかに処理し、消毒を心がけ流ことで感染拡大を防ぎます。
共有しない
感染者とタオルや食器などを共有しないようにしましょう。ウイルスの付着を防ぐため、自分専用のものを使用しましょう。
感染が疑われるときの対応
家庭内や職場で誰かが感染性胃腸炎を発症した場合、以下の点に注意してください。
- 発症者は他人との接触をできるだけ避け、安静に過ごす
- トイレや洗面所の共用を避ける、もしくは使用後に消毒を行う
- 手洗いや消毒の徹底 二次感染防止のため、家族全員が体調変化に注意する
特に高齢者や小児がいる家庭では、感染が広がらないよう慎重な対応が必要です。
当院での診療とサポート
当院では、感染性胃腸炎の診療において、症状や問診に基づき必要な検査を行い、迅速に診断と治療を行います。重症化を防ぐために、脱水症状の有無を確認し、必要に応じて点滴治療も行います。
また、ご家庭での感染予防の指導も丁寧に行っています。胃腸炎の症状が見られた場合は、早めに受診し、適切な対処を心がけましょう。