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胃・みぞおち・背中の痛みとは

胃の痛み、みぞおちの不快感、背中の違和感や痛みは、消化器系の不調のサインかもしれません。これらの症状は一時的な体調不良によるものから、消化器の病気、場合によっては膵臓や胆のうといった他の臓器の病気の可能性もあります。痛みの部位や性質からある程度、原因を推測することが可能ですが、正確な診断には専門的な検査が必要です。
考えられる原因
痛みの部位によって、以下のような疾患が考えられます。
胃やみぞおちが痛む場合
- 急性・慢性胃炎
- 胃潰瘍
- 逆流性食道炎
- 機能性ディスペプシア
- 胃がん
背中の痛みがある場合
- 膵炎(急性・慢性)
- 胆のう炎、胆石症
- 胃潰瘍や十二指腸潰瘍からの放散痛
消化器疾患は、痛みが食後に出るか空腹時に出るかなど、時間帯によっても原因を推定する手がかりになります。
痛みの特徴と見分け方
痛みの特徴によって、以下のような疾患の可能性が考えられます。ただし、自己判断は禁物です。特に持続する痛みや繰り返す不快感がある場合には、専門医の診察を受けることが重要です。
痛みの種類 | 考えられる疾患 |
---|---|
焼けるような痛み | 逆流性食道炎 |
刺すような痛み | 胃炎や胃潰瘍 |
背中に響く痛み | 膵臓や十二指腸の疾患 |
慢性的に続く鈍痛 | 機能性ディスペプシア |
受診の目安
次のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
- 痛みが1週間以上続いている
- 食欲不振、体重減少を伴う
- 吐き気や嘔吐、下痢を伴う
- 黒い便(消化管出血のサイン)
- 夜間に痛みで目が覚める
これらの症状は、胃潰瘍やがん、膵炎など重篤な疾患の可能性があります。
当院での診察と検査
当院では、胃カメラ(内視鏡)検査や腹部エコー、血液検査を組み合わせて、痛みの原因を的確に診断します。鎮静剤を用いた内視鏡検査では、苦痛を感じにくく、初めての方でも安心して受けていただけます。
また、必要に応じてピロリ菌の検査や、膵臓・胆のうに関する精密検査も実施します。専門医が、痛みの原因に応じた適切な治療をご提案します。
気になる痛みは放置せず、専門医へ

胃や背中の痛みは、「よくあること」として我慢してしまいがちですが、放置することで症状が悪化することもあります。早期に適切な診断と治療を受けることで、多くの疾患は改善可能です。「いつもと違う」と感じたら、お早めに当院へご相談ください。